【徹底比較】ミサワホームと一条工務店はどっちがいい？おすすめは？

「ミサワホームと一条工務店の違いは？」
「どっちのハウスメーカーがおすすめ？」

これらの悩みを解決していきます。

早速ですが結論をお見せします。住宅性能を最優先するなら一条工務店、デザイン性や収納力を重視するならミサワホームがおすすめといえます。

この記事では、ミサワホームと一条工務店の比較に加えて、どんな人におすすめできるハウスメーカーについて解説しています。

あなたにぴったりのハウスメーカーをお探しの方は最後まで必見です。

ミサワホームと一条工務店はどちらが強い？12つの項目を徹底比較！

	ミサワホーム	一条工務店
坪単価 (価格)	70～90万	60～90万
断熱性能 （Ua値）	0.42前後	0.25～0.38
気密性能 （C値）	1.0前後	0.59
構法 （構造）	木質パネル接着工法	2×6工法 ツインモノコック構造
全館空調	エアテリア	全館床暖房 全館さらぽか空調
外壁材	セラミック外壁 ALCパネル	ハイドロテクトタイル
天井高	約2.5m	約2.4m
耐震性能	耐震等級3 制震装置MGEO	耐震等級3 （一部商品は等級5相当）
省エネ性能	〇	◎
外観・デザイン	シンプルモダン 都会的	シンプル 統一感重視
住宅設備	オリジナル設備 蔵のある家	全館床暖房標準 自社オリジナル
初期保証	35年 ※最長永年	30年 ※最長30年
公式サイト	公式サイト	公式サイト

ミサワホームと一条工務店には、以下の12個の大きな違いがあります。

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それぞれ順番に解説していきますね。

①坪単価（価格）

ハウスメーカー
ミサワホーム	70～90万
一条工務店	60～90万

ミサワホームと一条工務店の違い、1つ目は「坪単価（価格）」です。

ミサワホームの坪単価はおおよそ70万〜90万円と、大手ハウスメーカーの中では中堅からやや高めの価格帯です。

その理由は、独自の「木質パネル接着工法」や、デザイン性の高さ、そして「蔵のある家」などの独創的な提案力にあります。

一方、一条工務店の坪単価は60万〜90万円ほどで、商品ラインナップによって価格帯に幅があります。

規格住宅から注文住宅まで選択肢があり、特に「標準仕様が充実している」点が大きな特徴です。モデルハウスの仕様が標準装備という他社にない強みがあります。

コスパと高性能を両立したい人には一条工務店。
デザイン性や独創的な空間づくりを重視する人にはミサワホームがおすすめ。

②断熱性能（Ua値）

ハウスメーカー
ミサワホーム	0.42前後
一条工務店	0.25～0.38

ミサワホームと一条工務店の違い、2つ目は「断熱性能（Ua値）」です。

家の快適さに大きく関わるのが「断熱性能」、特にUa値という指標です。

ミサワホームのUa値は一般的に0.42程度で、大手ハウスメーカーの中でも良好な数値を示しています。

2024年10月からは「スマートテック断熱アドバンス」という断熱等級7対応の仕様を全国展開しており、オプションによってさらに高い断熱性能を実現できます。

対して、一条工務店のUa値は0.25〜0.38程度と、業界トップクラスの断熱性能を誇ります。

特に主力商品の「i-smart」や「i-cube」では、外内ダブル断熱構法によりUa値0.25という驚異的な数値を実現。これは断熱等級7の基準をはるかに上回るレベルです。

そのため、光熱費を抑えたい方や、極寒地での建築を検討している方には一条工務店が断熱性で一歩リードしています。

③気密性能（C値）

ハウスメーカー
ミサワホーム	1.0前後
一条工務店	0.59

ミサワホームと一条工務店の違い、3つ目は「気密性能（C値）」です。

ミサワホームのC値は公表値として明確ではありませんが、オプションで「気密1.0仕様」を選択することでC値1.0前後を目指せます。

木質パネル接着工法により、もともと気密性を確保しやすい構造になっていますが、より高い気密性を求める場合は追加オプションの検討が必要です。

一方、一条工務店は全棟で気密測定を実施しており、平均C値0.59という業界トップクラスの数値を達成しています。

これは国が定めた次世代省エネルギー基準のC値5.0をはるかに上回る性能で、気密性の高さでは一条工務店に大きなアドバンテージがあります。

高気密・高断熱を特に重視する方は、一条工務店がより有利です。

④構法（構造）

ハウスメーカー
ミサワホーム	木質パネル接着工法
一条工務店	2×6工法 ツインモノコック構造

ミサワホームと一条工務店の違い、4つ目は「構法（構造）」です。

構造は家の強度や耐久性に直結する非常に重要なポイントとして挙げられます。

ミサワホームは「木質パネル接着工法」という独自の構法を採用しており、1967年の創立以来、地震による倒壊ゼロという実績を誇ります。

パネル同士を接着剤で強固に一体化する「モノコック構造」により、地震や台風に対して非常に強い住宅を実現。面で支える構造が変形や歪みを抑制します。

一方、一条工務店は「2×6工法」と「ツインモノコック構造」を採用しており、壁・床・天井の6面体で地震の力を分散させます。

一般的な2×4工法より1.6倍の厚さの材料を使用することで、より高い強度と断熱性能を実現。さらに実大耐震実験を繰り返し、その性能を実証しています。

どちらが優れているかは「家に何を求めるか」によって異なります。

実績と歴史を重視するならミサワホーム。
実験データと科学的根拠を重視するなら一条工務店がおすすめ。

⑤全館空調

ハウスメーカー
ミサワホーム	エアテリア
一条工務店	全館床暖房 全館さらぽか空調

ミサワホームと一条工務店の違い、5つ目は「全館空調」です。

リビングだけでなく廊下や脱衣所まで快適な温度を保つため、ヒートショックの防止や冷暖房効率の向上にもつながります。

ミサワホームの全館空調システムは、「エアテリア」と呼ばれるオプション設備です。

1台の室内機で家全体の冷暖房・換気・除湿を行うシステムで、各部屋に室内機を設置する必要がなく、すっきりとした室内空間を実現できます。

ただし、標準仕様ではないため、導入には追加費用が必要です。

一方、一条工務店の最大の特徴は「全館床暖房」が標準仕様という点です。

家全体の床に温水パイプを敷設し、足元から部屋全体をじんわりと暖めます。さらに2023年からは「全館さらぽか空調」も登場し、冷房と除湿機能も強化されました。

標準で全館床暖房が付いてくるため、追加費用なしで快適な温熱環境を実現できるのは大きな魅力です。

オプションで自由に選びたいならミサワホーム。
標準仕様で床暖房を楽しみたいなら一条工務店がおすすめ。

⑥外壁材

ハウスメーカー
ミサワホーム	セラミック外壁 ALCパネル
一条工務店	ハイドロテクトタイル

ミサワホームと一条工務店の違い、6つ目は「外壁材」です。

ミサワホームでは、「セラミック外壁」や「ALCパネル」などの高耐久な外壁材を採用しています。

セラミック外壁は色褪せや劣化に強く、長期間にわたって美観を保てるのが特徴。定期的なメンテナンスの負担が軽減されます。

また、ALCパネルは軽量でありながら耐火性・断熱性に優れており、防火地域でも安心して採用できる素材です。

一方、一条工務店の代表的な外壁材は「ハイドロテクトタイル」です。

これは光触媒技術を利用した自己洗浄機能を持つタイルで、雨が降ると汚れが自然に洗い流されるという画期的な性能を持っています。

外壁の清掃やメンテナンスの手間が大幅に削減され、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。

デザインバリエーションを重視するならミサワホーム。
メンテナンスフリーを重視するなら一条工務店がおすすめ。

⑦天井高

ハウスメーカー
ミサワホーム	約2.5m
一条工務店	約2.4m

ミサワホームと一条工務店の違い、7つ目は「天井高」です。

ミサワホームは天井高2.5m程度が標準設計で、開放感のある空間づくりが可能です。

さらに「蔵のある家」では、大収納空間を設けることで実質的に3層構造とし、限られた敷地でも広々とした居住空間を実現できます。

一方で、一条工務店の天井高は約2.4m程度と、標準的な高さです。

これは全館床暖房や高気密高断熱を実現するために最適化された設計で、冷暖房効率を最大限に高めるための選択といえます。

天井が低めでも、高い気密性と床暖房によって快適性は十分に確保されています。

開放感や空間のゆとりを重視するならミサワホーム。
冷暖房効率と快適性を重視するなら一条工務店がおすすめ。

⑧耐震性能

ハウスメーカー
ミサワホーム	耐震等級3 制震装置MGEO
一条工務店	耐震等級3 （一部商品は等級5相当）

ミサワホームと一条工務店の違い、8つ目は「耐震性能」です。

日本は地震大国のため、家の耐震性能はとても重要です。どちらのハウスメーカーも耐震等級3に対応していますが、構造や制震技術に違いがあります。

ミサワホームは木質パネル接着工法を採用し、制震装置「MGEO（エムジオ）」をオプションで導入できます。

MGEOは地震のエネルギーを最大約50％吸収し、繰り返しの揺れにも強い設計になっています。1967年の創立以来、地震による倒壊ゼロという実績も大きな安心材料です。

一方、一条工務店は全ての住まいで「耐震等級3」を標準装備しており、さらに一部商品では「耐震等級5相当」という独自基準を設定しています。

実大耐震実験を繰り返し行い、震度7クラスの地震にも耐えられることを実証。科学的データに基づいた耐震性能が魅力です。

実績と制震技術を重視するならミサワホーム。
標準で最高等級の耐震性を重視するなら一条工務店がおすすめ。

⑨省エネ性能

ハウスメーカー
ミサワホーム	〇
一条工務店	◎

ミサワホームと一条工務店の違い、9つ目は「省エネ性能」です。

省エネ性能とは、冷暖房や照明などに使うエネルギーをどれだけ効率よく使えるかを示す指標です。

省エネ性能が高いほど、月々の光熱費が安くなり、環境にもやさしい家になります。

ミサワホームは、断熱等級7に対応可能な「スマートテック断熱アドバンス」や、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）対応住宅を積極的に展開しています。

太陽光発電や高効率設備を組み合わせることで、エネルギー収支をゼロに近づけることが可能です。

一方、一条工務店は「省エネ8冠・創エネ5冠」を獲得するなど、省エネ性能では業界トップクラスです。

Ua値0.25という驚異的な断熱性能と、全館床暖房の組み合わせにより、少ないエネルギーで家全体を快適に保てます。

さらに、太陽光パネルを大容量で搭載できるため、光熱費ゼロやプラス収支も実現可能です。

ZEH対応で環境に配慮するならミサワホーム。
光熱費を極限まで抑えたいなら一条工務店がおすすめ。

どちらも高水準の省エネ性能を持ちますが、実際の光熱費削減効果では一条工務店に軍配が上がります。

⑩外観・デザイン

ハウスメーカー
ミサワホーム	シンプルモダン 都会的
一条工務店	シンプル 統一感重視

ミサワホームと一条工務店の違い、10つ目は「外観・デザイン」です。

家の外観は、住む人の個性やライフスタイルが表れる大切な要素です。

ミサワホームは、グッドデザイン賞を33年連続で受賞するなど、デザイン性の高さで知られています。

シンプルモダンで洗練された外観が特徴で、都会的な雰囲気を好む方に人気です。また、「蔵のある家」などの独創的な提案により、機能性とデザイン性を両立させています。

外壁材のバリエーションも豊富で、好みに応じた個性的な家づくりが可能です。

一方、一条工務店はシンプルで統一感のあるデザインが基本です。

「どの家も似た外観になる」という声もありますが、これは高性能を実現するための最適化されたデザインであるともいえます。

ハイドロテクトタイルの採用により、清潔感のある外観を長期間維持できるのも魅力です。

洗練されたデザインで個性を出したいならミサワホーム。
シンプルで機能性を重視するなら一条工務店がおすすめ。

⑪住宅設備

ハウスメーカー
ミサワホーム	オリジナル設備 蔵のある家
一条工務店	全館床暖房標準 自社オリジナル

ミサワホームと一条工務店の違い、11つ目は「住宅設備」です。

住宅設備とは、キッチン・お風呂・トイレ・洗面台など、日常生活で頻繁に使う設備のこと。

毎日使うからこそ、使いやすさ・機能性・メンテナンス性が重要です。

ミサワホームの最大の特徴は「蔵のある家」という独自の収納システムです。

天井高1.4m以下の大収納空間「蔵」を設けることで、床面積に算入されずに収納スペースを大幅に増やせます。

また、キッチンやバスルームなどの水回り設備は、国内主要メーカーの製品から選択でき、カスタマイズの自由度が高いのも魅力です。

一方、一条工務店は設備の多くを自社で開発・製造しているのが大きな特徴です。

「モデルハウスの仕様が標準仕様」というコンセプトのもと、高性能な設備が標準で付いてきます。

特に全館床暖房やオリジナルのキッチン、防犯ツインLow-E樹脂サッシなど、他社ではオプションになるような設備が標準装備されているため、追加費用を抑えられます。

自由なカスタマイズと独創的な収納を選ぶならミサワホーム。
高性能設備が標準で揃うなら一条工務店がおすすめ。

⑫初期保証

ハウスメーカー
ミサワホーム	35年 ※最長永年
一条工務店	30年 ※最長30年

ミサワホームと一条工務店の違い、12つ目は「初期保証」です。

住宅の購入時には、建物の構造や設備に万が一の不具合が発生したときのために、「保証期間」が設けられています。

ミサワホームの初期保証は構造体35年、防水30年、シロアリ10年と、業界最長クラスの保証を提供しています。

さらに、定期点検や必要なメンテナンスを行うことで、建物が存在する限り永年保証が継続可能という画期的な制度を導入しています。

これにより、長期にわたって安心して住み続けられる体制が整っています。

一方、一条工務店の初期保証は構造体30年、シロアリ30年、防水15年となっています。

10年目と20年目に定期点検を行い、必要なメンテナンス工事を実施することで、構造体については最長30年まで保証が延長されます。

シロアリ保証が30年というのは業界でも珍しく、手厚いサポート体制が整っています。

永年保証で末長く安心したいならミサワホーム。
標準で30年保証があれば十分という方は一条工務店がおすすめ。

ミサワホームがおすすめな人の特徴

ミサワホームは、デザイン性と独創的な空間提案で多くの支持を集めているハウスメーカーです。

では、どんな人にミサワホームが向いているのでしょうか？

ミサワホームがおすすめの人の特徴は以下の通りです。

ミサワホームがおすすめの人

ミサワホームは「デザイン性」「収納力」「長期保証」を重視する人に最適なハウスメーカーです。

特に都市部での建築を検討している方や、限られた敷地を有効活用したい方には、大きな魅力をもたらしてくれるでしょう。

一条工務店がおすすめな人の特徴

一条工務店は、「家は、性能。」をスローガンに掲げ、住宅性能にこだわり抜いたハウスメーカーです。

では、どんな人に一条工務店が向いているのでしょうか？

一条工務店がおすすめの人の特徴は以下の通りです。

一条工務店がおすすめの人

一条工務店は、「断熱性能」「気密性能」「省エネ性能」のすべてで業界トップクラスを誇ります。

特に、光熱費を抑えたい方や、快適な温熱環境を求める方にとって、一条工務店は理想的なパートナーとなるでしょう。

よくある質問（FAQ）

ミサワホームと一条工務店は、どちらの方が建築費用は高い？

坪単価だけで見るとほぼ同等ですが、標準仕様の内容が異なります。

一条工務店は全館床暖房などの高性能設備が標準で含まれるため、実質的なコストパフォーマンスは高いといえます。

ミサワホームはオプションで選べる自由度が高い分、最終的な費用は仕様によって大きく変わります。

地震や災害に強いのはどっち？

どちらも耐震等級3に対応しており、非常に高い耐震性能を持っています。

ミサワホームは1967年以来、地震による倒壊ゼロという実績があり、一条工務店は実大耐震実験で科学的に性能を実証しています。

どちらも安心して選べるレベルです。

デザインや間取りの自由度が高いのはどっち？

ミサワホームの方がデザインの自由度は高いといわれています。

グッドデザイン賞を33年連続受賞するなど、デザイン性に強みがあり、「蔵のある家」などの独創的な提案も魅力です。

一条工務店はシンプルで機能性重視のデザインが基本となります。

実際に住んでいる人の満足度は？

両社とも満足度は高いですが、評価のポイントが異なります。

ミサワホームは「デザイン性」や「収納力」で高い評価を得ています。

一方、一条工務店は「住み心地」や「光熱費の安さ」で圧倒的な支持を得ています。

自分の価値観に合った項目を重視しましょう！

建てた後の維持費やメンテナンスの負担はどちらが少ない？

一条工務店の方がメンテナンスの負担は少ない傾向があります。

ハイドロテクトタイルの自己洗浄機能により、外壁の清掃がほぼ不要です。

ミサワホームも耐久性の高い外壁材を使用していますが、定期的なメンテナンスは必要です。

ただし、ミサワホームは永年保証があるため、長期的なサポート体制は非常に充実しています。

ミサワホームと一条工務店の違い比較まとめ

今回は、ミサワホームと一条工務店についてご紹介しました。

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それぞれの特徴を簡潔にまとめると、ミサワホームは「デザイン性や空間の美しさ・収納力」、一条工務店は「住宅の断熱・気密性能や快適性」となっています。

あなたが住まいに求める要素が「デザイン性や独創的な空間」なのか「住宅性能や光熱費削減」なのかを明確にして、理想の家づくりをしていきましょう。

どちらを選んでも、大手ハウスメーカーとして信頼性の高い住まいが手に入ります。ぜひ実際にモデルハウスを訪れて、自分の目で確かめてみてください。